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ここでは私が30年前に3カ月待ちで購入したRZ250を紹介します。
このバイクで日本全国とは言えませんがあちこち旅をしました。
その当時は大変人気があり、行く先々で歓声が上がったこともあります。あっ RZだ!
何回かこの感嘆符を聞いたものでした。当時は環境問題が叫ばれていたころで、
2サイクルバイクは目の敵にされていた時代です。
バイクメーカー各社は批判を恐れて次々と4サイクルに切り替えていった中、
ヤマハはTZレーサーの流れを汲むこのバイクを唯一市販するという暴挙に出たのです。
ヤマハ自身もこれが最後だという思いがあったと思います。
ところがどうでしょう、これがきっかけで各メーカー次々と
2サイクルレーサーネイキッドを再度販売し始め、
2サイクルレーサー合戦が展開される事態となったのでした。
RZが美しく見えるショットのひとつとしてこのポジションがあるのではないでしょうか。
実にバランスがいいです。
きれいなラインのタンクのサイドにここに膝を入れなさいと言わんばかりのえぐり・・・心憎いばかりです。
そしてエキゾーストはチャンバーの様な粗野なものではないですが、チャンバーを想像させるような、そしてわずかに後ろ上がりのそのテールが、2サイクルの青白い排気をジェット戦闘機の排気のように吐き出すその姿は、そう戦闘用の武器が持つ危険な美しさを思わせるのです。
エンジンですが水冷となったので、美しいフィンは失われましたが、そっけないアルミ鋳肌の造形が却って凄みを醸し出します。この鋳物は年月を経ても白い粉を噴きません。ずっしりとした強度を誇示しているような設計です。
2台ありますが1台は購入した時のままの全くのオリジナルです。もう一台はばらばらの状態から組み直したものです。こちらはいろいろオリジナルから比べれば異なっている点があります。
これは偶然入手したO&Tのバックステップですが、一見ノーマルとの差が目立たない造形です。シフトアームとステップはノーマルをそのまま付け替えるだけです。マフラーの取りつけも全く一緒ですが、ポジション的には極端なバックではなく使いやすいです。いまではまったく見かけません。
REの整備記録集
名器RZエンジンのレストア5号 こちらーーーエンジンの完全オーバーホール記事です
RZ250Rエンジン探索ーーーRZ250の兄弟車250Rとのエンジン比較
RZオーバーフロー騒動ーーー旧車に付きもののこの問題
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BMWR100RS 79年式 ツインショックの最終に近いモデルです。このあとマイナーチェンジでモノサスのブレンボフロントブレーキとなっています。私はツインショックが好きでこれで無ければ購入しなかったと思います。
年代的にはRZと近い年代のバイクとなるのですが、基本の歴史がこちらのほうが遥かに遡るので、外観的にはクラシカルな印象です。
私はこのバイクをいろいろ整備したりして細部まで見るたびにドイツの設計思想を思わずにはいれません。
その一番大きな思想は”最適設計”にあると思います。過剰ではないのです。水平対向ボクサーツインが燃焼したときに発生する動力馬力がドライブシャフトに伝わりますがそれを受け止めるスイングアームの強度を見切ります。そして後輪が回転することで発生する前進力がどこへかかってゆくのかを見切ります。つまり因果関係ですね。必要性を見極めて、それに対して必要なものを準備するのです。
そのためにフレームは細くてしなりますが振動をよく吸収しています。フロントサスも細いし、ステアリングヘッドに至ってはただの鉄板です。またリヤサスのスイングアームはドライブシャフトを兼ねています。リヤのサブフレームはたった2本のM12ボルトでつないでいるだけです。エンジンの設計に至っては言うまでもありません。これで性能を見切っています。これで問題は出ないと・・・・。
事実7万キロ走っても問題はでませんでした。
これに対して日本のバイクの設計は良くも悪くも”つきつめる設計”なのではないかと思います。剛性があった方が良いとなればとことん太く大きくします。高回転のほうが馬力が出るとなれば2万回転まで回るようにDOHCの4バルブにします。6バルブもあったかな・・・?
それであっちこっちとがったスーパーバイクと称するものができるのですが全体ではちぐな場合が多いと思いませんか。
バイクだけでなく日本の社会全体がそのような思想で動いてきたような気がします。まあ周りがそれを求めるからなのですが・・・・。
2014年4月2日 2年ぶりの車検が近づいてきたので、整備に入ります。この2年間で走った距離は2000Km程度です・・・・。
これではブレーキもタイヤも減りようがないですが、こういうところは経年劣化だけは進むのでもったいないです。というか、もっと乗って有効利用しろ!ですが。詳細はこちら
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こちらはスズキのウルフ t125です。
私がまだ免許取り立ての70年代に 突如と言っていいくらいに唐突に発売されたバイクです。
当時でもあまりに奇抜?だったのか、あまり売れなかったと思います。
バイク免許を取ったばかりの私がバイクを欲しくていろいろ中古バイク屋さんめぐりをしているとき、
このバイクに目が釘ずけになったものですが、
でも結局当時人気のあったダックスST70を買ったのです。
なぜかというと免許取り立ての16歳の私にはこのバイクはあまりにエンスー過ぎて、
様にならなかったのです。
やっと今の年になってこのオーラを受け流すことができるようになり、
ほうぼう探して手に入れたのがこのバイクです。
エンジンは2サイクル ほとんど水平に並列された2気筒で、
ピストンバルブだったと思います。
オイルはこの当時から分離給油です。
その形から弁当箱と揶揄されていたエンジンですが、
スタイル的には良かったと思います。
そして特徴的なのはエキゾーストマフラーで、メッキのチャンバー風のもので、
さらに側面には鉄製メッキのガードがついています。
本来テールには黒っぽいテールエンドピースがつきますが、写真では取り外しています。
もったいなくてとても普段はつけれません。
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ホンダのTLR200です。当時トライアルがブームだった時期があり、トライアラーにあこがれて購入しました。20代でトライアルは爺さんになってからもできる高尚なスポーツという噂をまともに信じて購入したのです。そのころから老後のことをそれなりに真剣に変なとところだけ真面目に考えていたのですね。これで無謀にも真冬の富士山登山道(舗装路ではありません。本当の人が登る登山ルートです)を5合目まで登ったものです。雪が降ると階段状の登山道が雪で埋まってスロープになり、登れるようになるのです。それにしても登山途中でエンジントラブルとかガス欠とか、けがとか考えなかったのでしょうか?無謀です・・・・・。
追記:富士山の5合目までの人が登る登山道・林道は、20年ほど前から自動車(当時 信じられませんがランドクルーザーなどのジープが登っていた)やバイクなどは通行禁止となっています。当時は規制はなかったとおもいますが・・・。環境破壊や法律違反になりますので絶対に真似しないでください。
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これはヤマハのSRV250です。
私のお買いものバイクとなっています。
250cc V型2気筒で細身で取り回しが楽です。
その名が示す通りSRの流れを汲むデザイン=ヨーロピアンで有ると思います。
もっといえば、RZも似たデザイン傾向の匂いを感じます。
デザイン部署が同じなのではと勘繰ります。
部品もこの中で流用が効くものがあります。ウィンカーとかリヤショックとか。
ヘッドライトもOKかも。
この当時ほとんどのロードバイクがアルミモノコックフレームに変わっていく中で、
鉄パイプフレームでしかもそれをデザイン的に目立たせた手法は、
意表をついてはいましたがあまり人気は無かったです。
このバイクは排気音が良いです。また排気管のデザインも管楽器の様で好きです。
このバイクの欠点はミッションギヤ比が超ローレシオであったことです。
60Kmで走行時のエンジン回転数は 5速トップであるにも関わらず、なんと6000rpmです。
1ー4速は何のためにあるのでしょう?
エンジン自体はV型2気筒ですのでストレスなく吹きあがるのですが、その振動がいけません。
バーチカルより高周波の振動の感じで、ハンドルを持つ手が白蝋病になりそうです。
この状態で流れに乗るためには、6000rpmをキープしなければならないなんて・・・・。
私は対処法として フロントのドライブギヤとリヤスプロケをAFAMで製作できる最もハイギヤードな設定で注文して交換してしまいました。今は60kmで3000rpmで収まっていますので振動は減りました。
またハンドルの取りつけステーを加工でしてゴムマウントの様にしていますので、手へのダメージは減りました。
もう一つ欠点はガソリンコックが負圧式なのですがいまいち不調で漏れます。このバイクでオーバーフローしますとガソリンがシリンダーの中からエンジン内部に回ってしまい、エンジンのオイル穴からガソリンが噴き出すということになります。私は普通のコックに交換して、常に開け閉めすることで、これを逃げています。
ヤマハ R1-Z
このバイクはグリーンのS30Zを譲っていただいたMさんから受け継いだものですが、なかなか手入れする時間がありません。
ヤマハの多分最後の2サイクルで、RZから始まる2サイクルシリーズの最終形に当たると思います。外観的にはRZに比べれば現代的で洗練されたスタイルとなっています。フレームがアルミでなくパイプであるところがいいですね。
R1-Zの整備記録
エンジンがかからないーーー長期間放置でエンジン不動から復帰