s31zですが20年前に川崎のZ職人から入手した謎のエンジンがついていますが、3000rpm~5500rpmしかパワーバンドがありません。その間はかなりパワフルですがあとはだめです。今回はインジェクションが合っていない可能性をつぶすため、ウィーバーに交換してみます。これでもだめなら次はエンジン交換です。

現在のエンジンルーム  EGIですがマニ口径はφ32mmで小さいですし、コンピューターも2000用ノーマルなので燃調が薄いのかもしれません。

取り外しました

 

 

 

ウィーバーのインテークを取りつけます。極東の当時ものレア品ですが、2000用の様です。特徴はマニフォールド長が短いことで、それだけキャブがエンジンに近くなります。でも取り付けは大変。

ウィーバー40 3連です。ただスロットルレバーが右側にありますので、リンケージ全体が後ろ側に寄っています。極東リンケージがスカイライン用の様でこうなりました。

車体側のリンケージ受けの位置も高くなり横にもずれているので、鉄板切り貼りして受けを移設します。

リンケージを作りました。あまりにも短いので不安になりますが、取り付けはできます。

取りつけました

 

 

 

そして20年前の電磁ポンプを取りつけです。最初は吸い上げなかったのですが、一度単体でほかの容器の中で循環テストをすると、機能復活しました。

 

 

次はジェットのセットです。

  メイン 135     2000ccクラス用で小さいです 

  エアー 185

  アイドル 45

  ポンプ  30

で行きます。

そしてこの後、始動テストに入ったのですがとんでもないことになりました。

 

最初は始動できて安心したものの、すぐにストップしてしまい、あわてて確認するとガソリンがオーバーフローしています。やはり20年前のキャブはだめかと思いつつ、

上蓋を外してフロートのストップバルブを点検し、リング溝のついた2本は新品に交換して、再度テスト。

 

だめです。まったくかからないし、オーバーフローも治りません。プラグを外してセルを回すと1mくらい大量の生ガソリンが噴きあげました。

 

これでまだオーバーフローとはわけがわかりません。

 

またキャブ交換かなと考え出しましたが、セルを回し終わった後一瞬だけEGIのフェールポンプが回るいつもの音が聞こえたのです。

 

そうです。EGIポンプと電磁ポンプの両方でキャブに圧力を掛けていたのです。これではオーバーフロー当然です。あわててEGIポンプ配線を外しました。

 

わたしは電磁ポンプを付けながら何を考えていたのでしょう?反省・・・

 

そしてこの後始動はできたのですが、さらに次なる難関が待っていたのです。

 

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